7/15号

 うたごえ新聞7/15号
 いま、還暦や古希が“あつい”ことは、本紙に毎週掲載の年金者サークル演奏やうたう会、コンサート通信でもわかる。しかし、この人、日本が誇る作曲家池辺晋一郎氏はあついだけでなく、深い。三面にわたるロングインタビュー、組曲悪魔の飽食」をロシアで初公演する意味と意義、歴史の真実を伝え平和と希望を歌うため―。歴史を見つめる部分では、いわゆる橋下発言にも言及し、「どこの国も謝罪していないのなら日本からすればいい」と切れ味鋭い。古希の池辺氏からしたら橋下氏はワカゾウ、「もう一度お勉強しなおしてこい」なんである。
 年配…いやいや先輩が一面ならば、八面は青年の元気な表情が溢れる。おおさか祭典へ鋭気を養った青年交流会。ここに参加した五十人が友だちをつれて大阪に参加すると思うと…いまあついのはうたごえなんだと一人納得の号であった。