新しい常識

東京都はじめ都市部で、新型コロナウイルス感染症発症者数がここにきて上昇。年末にかけて「第三波がくるのではないか」などといわれはじめています。
東西南北、老若問わず「コロナ」一色の二〇二〇年。
「コロナ、コロナ、コロナ、これはきますね」「なにが」「コロナブームが」「ブームじゃないだろ」と、キャイーンがつかみで使うんじゃないかと勘ぐってしまいます。
この三文字が私たちの生活・働き方を一変させ、また、ふりまわされるようになって八カ月余。しかし、この新型のウイルスによって、新型の常識をつくり出した八カ月余ともいえます。
たとえばマスク。冬場や風邪対策だけでなく、いつ何時誰から感染するかわからないから「とりあえずマスクを常備する。室内や会話時には着ける」ことが様式として定着しました。
それにあわせて、人に会ったらマスクをとるという「おとなのマナー」も、人に会うのならマスクをするものというふうに、変わりました。
手洗い、うがい、洗顔。この一連の帰宅時ルーティンは、手指の消毒という動作もあわさり、その都度行うことが一般常識化されました。
ヒステリックで非科学的な対策や、よくわからないンペーンは不要ですが、こうした「新しい常識」は大歓迎です。