気合いを入れ直すある週の火曜日

毎週の入稿作業に追われる火曜日。
そして、昨日は普段の入稿作業とともに、昼間に国会議事堂前で開かれた「平和といのちと人権を!11・3大行動 憲法が生きるコロナ後の社会」と、それに呼応したうたごえの取材・原稿入稿も。
その取材のなかで、印象的だったこと。
内科医の伊藤真実さんが「総予算一兆七千億円のGoToキャンペーンに前のめりな政府の(医療・介護従事者への)薄っぺらな感謝やパフォーマンスはいらない。私たちの納めた税金を、医療、介護、福祉に返してほしい」とスピーチされていました。
集まった人たちはみんな「そうだ!」と思って拍手もしていたし、私もそう思いました。でも、同時に「#医療従事者にエールを」のハッシュタグムーブに乗っかった自分を恥じました。もちろん、「薄っぺら」な気持ちで乗っかったわけではありません。自分自身、先天性心疾患患者として、医療に携わる人たちへの畏敬の念は常に持っています。そして、友人たちの多くが、介護や医療に携わっているから、その仕事のしんどさも知っています。命や暮らしを支えたい! という熱い思いを持って従事していたけれども、そのしんどさから、身体や精神を病み離職する友人たちもいましたから。
でも、知っていたなら、ハッシュタグをつけてSNSに短文投稿なんてしないよな。感謝しているなら、具体的なアクションをしなきゃいけなかったんだな。とも思ったのでした。自分は何なのか。SNSやネットに投稿すれば満足なのかとも。だから、その取材原稿文中、わずか185文字に自分の反省と心からの連帯の思いを注入したつもりです。
そんな、とある火曜日の一日でした。