少しまじめなお話_02

自民党をぶっ壊す」「改革をとめるな」と言った小泉首相を、国民の8割が支持するというのは 日本人にカイカク思考があるからだというのが前回。

しかし、日本人はカイカク思考と同時に、「強いもの」「力のあるもの」に委ねるという、保守的な一面も強いように思う。長引く不況、勝ち組・負け組の論理、格差社会――。「何とか抜け出したい」という現状打破のベクトルに、「他の人よりも豊かになりたい」という意識が乗っかる。

強いものに憧れることで、強いものになった気になる。強いものの言うことは絶対だという意識。「勝者」への憧れ スーハイ思考。でも、そう単純ではないよ という話を次回に。