僕の大事なコレクション

家族に関するものをコレクションし続ける収集家ジョナサンが、自分の祖父の若い頃の写真を頼りにウクライナへと旅立つ。
そこで出会った、インチキ英語を駆使する通訳兼ガイドの胡散臭い若者と、目が見えないと主張する変てこな爺さんと、盲導犬(では実はなくただの犬)の変てこでシュールで心温まるロードムービー

イライジャウッドがやってくれた! ロードオブ〜より「はまり役」と言っていいと僕は思う。表情がいい! 
それにしても、一緒に観に行った人も言っていたが、東欧の映画っていうのは、なんで変な老人がたくさん出てくるのか、なんでメシの食い方が汚いのか……。
映画での食事シーンっていうのは重要で、その人がどういう人生を歩んでいるのか、どんな背景があるのかっていうのをみせられるかどうかが、勝負どころなんである。
食事のシーンでウクライナとアメリカの文化の違い、ウクライナ人が抱いているアメリカ人みたいなものがあらわに映し出されていた。
テーマや系列は違うが、「キッチンストーリー」なんかも、決め手は食事のシーンだ。
久しぶりに語れる映画に出会った。お勧めです。 

http://wwws.warnerbros.co.jp/everythingisilluminated/