活字狂時代

 人はいろんな「癖」を持って生きている。
 しゃべるとき必ず「うん」と相づちを打つ人、嚔をした後「ちきしょー」って言う人、深夜一人モゾモゾした後放屁する男の子、自分のこと「あちし」という女の子……。
 ワタシにも「癖」がある。トイレに入るとき必ず本や新聞など活字があるものを持って入るのだ。昔からそうしないと落ち着かない。本や新聞がなかったらチラシとか広告とかを持って入る。それは昔からの癖だから「おっさん臭い」なんて言わないでほしい。
 写真は「殺人狂時代」。チャップリンではない方。岡本喜八監督の隠れた名作である。