ナターシャに教えられたこと

昨日、福島県郡山市で行われた「第50回国鉄うたごえ祭典in福島 大音楽会」に、ゲストとしてウクライナ出身のナターシャグジー(26歳)という歌手が出演した。この人実は20年前“チェルノブイリ原発事故”で被曝している。写真で見るからにはそんな壮絶な人生をおくっているなんてわからない。この人が、MCの中で「日本語の唄で一番好きな歌です」と紹介し歌っていたのが、千と千尋の神隠しのテーマソングでお馴染みの『いつも何度でも』。
何でこんなことを書いたかというと、今日はあの「9・11」から早5年が経った日なのだ。あらためて、『いつも何度でも』という歌詞を読むと深いなぁって思う。5年前のあの事件以来、世界の法則がくずれてしまった。それどころか、どんどん悪い方向に向かっている。もちろん、それを許さない良心的な動きは世界的に広がっている…。
僕が思うに、ナターシャは20年前のチェルノブイリのあの過ちと、5年前のあの事件を重ねて、観客に訴えたのだと思った。世界の法則を取り戻す方法は実は『いつも何度でも』の中に隠されているのかも知れない…。