夜の大捜査線


 アカデミー賞歴代作品賞振り返り第二弾。公民権運動まっさかりの時代、こんなに“熱い”作品を出せちゃうところが、自由の国アメリカ。しかしポワチエは主演ではなくあくまで助演。黒人を描いたようで、やはり白人がメイン。差別がひどい南部の警察署長が黒人の同僚に心を許すというのが、「理想」として描かれているところがポイントか。ハードボイルド作品としても仕上がりはよかったが、ラストシーンは「?」。原作のままかいた方がよかったんじゃないかとおもう。