パットン大戦車軍団


 アカデミー賞月間。歴代作品賞をふりかえろうと、第一弾に選んだのがこれ。今期同賞受賞作品は「それでも夜は明ける」。奇しくも正反対のようなもの。初めのモノローグから、パットンのその戦争狂いな人間像をわかりやすく紹介。ときに「ロマンチック」に、ときに前時代的に、持論を唱え兵士をチェスのピースのように操る彼の生き様、生き方と照らしてこの戦争がなんだったのかをさりげなく伝える良作だ。