都立夜間定時制高校の存続を

都立夜間定時制高校の存続を求める署名はひきつづき八月末までとりくむことになっている。様々な境遇におかれた生徒を丸ごと受け止める教育こそ、日本の首都東京がやるべきこと。詳しくは以下の請願理由を読んでいただき、ネット署名にご協力ください!

今年二月、東京都教育委員会は小山台、雪谷、江北、立川の四校の夜間定時制を閉課程(廃止)にすることを決定しました。四校の夜間定時制は、昼間働いている生徒や全日制に合格できなかった生徒、高校を中退した生徒、夜間中学の卒業生、若い時に学ぶ機会を逸した年配の社会人、外国につながる生徒など、多様な生徒の学びの場となっています。教育委員会には夜間定時制の存続を求める請願が二万筆以上の個人署名や団体署名など多く出されましたが、都民の声に応える議論が十分になされませんでした。また、廃止する理由についても問題点が多く指摘されています。交通至便の夜間定時制を廃止して、遠くにある学校に通えというのは、余りにも理不尽です。自宅や勤務先の近くにある学校でなければ通いきれません。教育委員会での廃止決定後も、生徒や卒業生、保護者、同窓会、地域の人びとから、存続を求める声が広がっています。格差と貧困が広がるなかで、夜間定時制セーフティーネットの役割を果たしています。4校の夜間定時制はそれぞれ特色をもち、地域に支えられ、少人数できめ細かい教育をおこなっています。夜間定時制高校は、今まで以上に必要になっています。