ハヤブサ選手、お疲れさまでした

プロレスの神様がいるのなら、もうこれ以上大事な選手(ひと)を奪わないでほしいと言いたい。
ハヤブサ選手が先週、亡くなった。くも膜下出血によって亡くなった。自宅のベッドで眠るように横になっていたという。
僕は、訃報を受け入れたくなくて、関連するウェブニュースやTwitter、ブログなど観なかった。というか、観られなかった。ようやく観ることができたのは雁之助選手のツイートからだった。それからFMW関連、マスコミ関連のツイートをディグる毎日。
ようやく動画を観ることができたのが昨日だった。そこに映るハヤブサ選手はまさに「不死鳥」だった。やられても、やられても、飛んでいた。どれだけ痛めつけられていてもバンプをとっていた。動画から、「俺は死んだけどさ。お楽しみはこれからだよ」という声が聞こえてきた。まったく面識がないけれど。聞こえてきた。
だから。
僕も悲しくても「人生」というバンプをとり続けることに決めた。だって、生きている僕にとって、お楽しみはこれからだもの。

全日本プロレスの、いや、ジャイアント馬場選手のファンだった僕。東京ドームでこの試合が観ることができて嬉しかった。そして、この試合で、ハヤブサ選手と新崎人生選手のファンになった。とにかく「明るく楽しい」プロレスがそこにはあった。逸るキマラ選手! 負けじとがんばる志賀アニキ! ペイントがグラフィティアートの域に達してしまった泉田選手! その選手たちを手のひらでころがす馬場御大! みんな「怪我」しない試合とはこういうこと。
そして、ハヤブサ・人生組としての全日本ベストバウトは以下の試合だと思う。対聖鬼軍や対三沢・秋山組も良いのだけど、とにかく小橋選手が熱い熱い!