中邑VS棚橋

 「ワールドプロレスリング」で観戦。
 お互いが持てる技を全部出した“いい試合”だった。棚橋のハイフライフローをナックルで迎撃はシンプルなようで新鮮な返し技だった。フィニッシュの「ボマイェ」(膝蹴り)につながる一連のコンボは説得力は抜群。でも、週刊プロレスが言うような“凄い試合”ではなかった気がする。2人ともスタミナ不足ではないかと思う場面が何度かあった。余計な贅肉をおとしているからなんだろうけれど、レスラーが試合中に肩を揺らしながらゼーゼー言うのはみっともないと思う。
 防衛をはたした中邑のマイクアピール――「未来はおれがつくる! なりたい自分になる!」は名言の予感たっぷりだった。