Peace On Earth


 十日と十一日の二日間、ピースボートや環境系NGOなどでつくる実行委員会が呼びかけた“市民のつどい”が東京・日比谷公園で開かれた。
 日比谷公園噴水前ステージを中心に、敷地内に多数のブースや出店があり、ファミリーやカップルなどで賑わっていた。
 十一日には、音楽家の坂本龍一さんや映画監督の岩井俊二さん、作家・環境保護家のC.W.ニコルさん、飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所)らが出演。
 「これからの未来には原発ではなく、自然エネルギーを」とトークやライブで訴えた。
 歌手の加藤登紀子さんも福島での集会から駆けつけ、「Now is the time」「命結(ぬちゆい)」「Power to the People」などを熱唱。“参加者勢揃い”では加藤さんの音頭で「脱原発の運動もバラバラで活動していてはダメ。きょうの日から一つになろう!」とビートルズの「All you need is love」を出演者や会場参加者とともに歌った。
 日の暮れた十八時頃からは“100万人のキャンドルナイト”も開催。
 同時刻、福島・いわきでキャンドルナイトにとりくむ脚本家・倉本聰さんもネット中継で出演。「福島の現場はあのときからそのままです。ここは寒い、凍えそうですが、原発を凍らせましょう」と語りかけた。