日本代表、楕円もあるぜ、PN杯V

フィジーに17年ぶりに倒した! カーワン日本初V
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 “なでしこ”W杯決勝進出に沸くニッポン。しかし、しかし、ラグビー日本代表だって勝ってるのだよ。優勝だよ? 各紙扱いは小さかったけど、フィジーとサモアを倒してるのだよ。(トンガにだって勝てたのにな…)
 二つの桜(女子サッカー代表もラグビー日本代表も桜を象徴としてるのです)の勝利(女子はまだ一つ残ってるけど)をみると、やっぱりスポーツはナショナルチームや選手が強くなきゃいけないんだと痛感。それはナショナリズム的なものではなく、その国・地域)の代表チームや選手が勝てば競技そのものも注目されるし、底上げのきっかけになるのだと…。
 九月、NZでのワールドカップ。「まずは一勝」ではなく「まずは決勝R進出」で、桜を咲かせてほしい。

フィジー17年ぶりに倒した!カーワン日本初V…ラグビー

 ◆ラグビー パシフィック・ネーションズカップ最終日 日本代表24―13フィジー代表(13日、フィジー・ラウトカ) 9月開幕のW杯ニュージーランド大会に出場する世界ランク13位の日本が、同12位で前回W杯8強の地元フィジーを24―13で破り、大会初優勝を果たした。日本は前半を0―8とリードされて折り返したが、後半に4トライを挙げて逆転した。対フィジー戦の勝利は、94年5月以来17年ぶり(通算3勝10敗)。日本はW杯1次リーグでも対戦するトンガと2勝1敗の勝ち点10で並んだが、直接対決で勝って(28―27)いるため大会規定で優勝となった。

 後半40分はとっくに過ぎていた。4点リードの日本は同ロスタイム、敵陣22メートル内のスクラムからセンター今村が中央突破し、ボーナス勝ち点(1点)が得られる4トライ目を挙げた。カーワン・ジャパンが、W杯前最後の大会を、ロスタイムの劇的トライで制した。

 前半を0―8とリードされる苦しい展開だった。しかし後半4分にFB有賀、同18分にセンターのニコラスがトライ。サントリーの5人がそろったバックス陣の活躍で、主導権は日本に。同22分、敵陣ラインアウトからの右オープン攻撃でセンター平が抜け出し、ラックからの素早い球出しを受けたフッカー堀江がゴール右隅に飛び込み、17―13と逆転。フランカー菊谷主将は「世界レベルの相手に日本のスタイルが通じることが認識できた」と胸を張った。

 フィジーはレッドカード2枚、イエローカード3枚と退場者が相次ぎ、一時はフィールド上に12人となるなど、人的優位な状況も日本に追い風となった。それでも、前回W杯(07年、フランス)8強の強豪に完勝し、ジョン・カーワン・ヘッドコーチ(46)は「フィジカルでタフなチームに勝ち、日本スタイルである速いゲームプランを成し遂げたことは収穫」とW杯への手応えを語った。

 上昇気流に乗った日本は今後、8月のイタリア遠征でイタリア代表と対戦(13日)。同21日の壮行試合・米国代表戦(秩父宮)を経て、W杯の舞台に挑む。

 ◆パシフィック・ネーションズカップ(PNC) 世界トップクラスを除く2番手グループの底上げを目的に設立された、環太平洋諸国による国際大会。06年第1回大会は、日本、ジュニア・オールブラックス(JAB、ニュージーランドA代表)など5チームが参加し、JABが優勝。10年第5回大会からは日本、フィジー、サモア、トンガの4か国で開催。総当たり戦で、勝ち点は勝ち4点、引き分け2点。ボーナス勝ち点として4トライ以上で1点、7点差以内の負けでも1点がつく。