平和行進「爽会」

 十五日に歩いた平和行進。印象に残ったこと。
 メモ帳とカメラという通常装備から、今回は署名用紙(原水爆禁止日本協議会提唱の核兵器全面禁止のアピール国際署名)とカメラという装備へ。行進に参加する人たちの声も聞きたかったが、それ以上に沿道や道行く人たちの声を聞きたかった。この人たちにどううつるのか、何を思うのか…。
 葉山町では犬猫病院の前やバス停で。みんな「毎年恒例の」という感じでこたえてくれる。署名もせず、うるさいなぁという表情をする人もいるけれど、そういう反応もふくめて地域に根づいているなと感じる。
 「国際署名って、世界中でやってるんですか?」、鎌倉で出逢った若者。団体名やジム名は言えないが、総合格闘家の卵。練習帰りだそう。
 「そうです。今秋の国連総会に持って行くためにやってるんですよ」と僕。「争いはリングの上だけで充分ですよね」というと、共感してくれ、署名してくれた。その後、数分、彼の出ている団体の話や試合の話を聞いた。まだアマチュアだけど、今後に注目。名刺を渡し、後楽園やディファ有明での再会を誓うと、彼はさっそうと自転車で去って行った。
 こんな爽やかな出会いに、ブラリと来てみて良かったと感じた。