Pネルセシアン

 パーヴェル・ネルセシアンピアノリサイタル(東京文化会館)を鑑賞。

東日本大震災チャリティー
パーヴェル・ネルセシアンピアノリサイタル


 第1部
 ショパン夜想曲第13番 ハ短調 op.48-1」
 チャイコフスキー「四季」全曲



 第2部
 ベートーヴェンピアノソナタ第32番」
 スクリャーピン「ピアノソナタ第10番」
 スクリャーピン 2つの舞曲「花飾り」「暗い炎」
 スクリャーピン詩曲「炎に向かって」

 全体を聴いて、スマートなピアノだというのが最初の感想。一音一音が的確に届くのは当たり前のことだけれど、それにこだわらずに、作品全体をしっかり聴かせる力。すごいと思う。第一部での二作品を聞いて特にそう思う。一月、二月と、淡々と流れるような「四季」は感情移入しづらい部分はあったにせよ、第二部でのダイナミックな演奏も、スマートさの裏付けがあってこそなのだ、とも。