角井英司氏


 昨夜、twitterで懐かしい人を探していたときだった。日本映画学校時代、「Adobe Premire」の使い方やCG制作の初歩を教えていただいた角井英司氏が二年前に亡くなっていたことを知った。
 卒業後、特に付き合いがあったわけではなかった。連絡といっても、八年前に地元で“品川自主映画祭”(と呼べるほどではないけど)を主催したときにお誘いしたくらい。そんな程度だけど、やはりショックだった。学校時代の友だちDちゃんに即メールしたけど、Dちゃんも知らなかったようだ。

 8年前、角井氏とのメールが奇跡的に残っていた。
 「明日は行けないけど、学生に転送しておきます。来年は、早稲田大学の校舎か教室を使って、学生作品や自主制作映画の上映会を開く計画を検討しています。よかったら協力してくださいね!」
 その上映会には僕は手伝えなかったし、連絡はそれっきりだった。

 殺伐とした世の中だからこそ“つながり”がものをいう。もっとつながりを大事にしないとなと思ったし、それは角井氏の最後の教えだと思った。

 氏がこの世に生きていたという証を残すために、略歴を記載しておく。

 【角井英司 プロフィール】東海大学附属相模原高等学校、東海大学工学部通信工学科卒業。環境コンサルタント研究員、CG・マルチメディア・出版・インターネットのコンテンツ制作のフリーランスを経て、早稲田大学川口芸術学校 客員講師(専任扱い)として、設立準備・企画・システム・設備・カリキュラム開発・ 運営・授業・学生生活指導・広報等を行う。早稲田大学非常勤講師(基幹理工学部、川口芸術学校)。川口市立川口総合高校社会人非常勤講師だった。
 2005年 愛・地球博「中部共生村」岐阜県ブースHDTV映像の企画・監督・編集・システム開発

 早すぎる死に合掌。