さとにきたらええやん

大人も子どもも生きることの「つらさ」「きびしさ」「楽しさ」は一緒。様々な境遇をもつ登場人物から、現実との向き合い方を教えてくれる作品。
もう少し定点観測的なシーン、フィックスカットがあっても良いかなと感じた。けれど、そうした「手の問題」にいかないことが、終始撮り手の目線になって、「さと」に集まる人をみることができる。きびしく、つらいなかでも、笑い、楽しむ人間の強さを感じる良作。