ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻


「喜多見・狛江の小さな映画祭」に行ってきた。「小さな」と銘打っているだけに、街のバーや空きテナント、公民館などで上映されるのだが、その作品群がどれも「生唾ごっくん」の上質なものばかり。優柔不断な僕はこの日どこに行こうかと悩みに悩んだ末。未見のこの作品。
戦争、政治によって離ればなれにならざるを得なかった家族。しかし、お互いへの愛情までは引き裂かれることなく、いまも生き続けているのだなぁと。旦那さんと交わした文通、その手紙を息子さんと読むシーンで見つけた旦那さんからのあるイラストとメッセージが、ラストシーンのなんともいえない愛らしさにつながる。