60万回のトライ



 大阪朝高ラグビー部をとりまく愛すべき面々をとおして在日朝鮮人の現実、歴史や民族問題など「ノーサイドになれない現実」を伝える。カメラはあくまでも彼ら彼女ら目線。純粋に投げかけるから、観客はいやがおうでも考えなければいけなくなる。うまいつくりかた。しかし、それ以上に感動したのは、青春ラグビー映画としての魅力と爽快感が溢れていたこと。練習風景、合宿風景に、ビビッときた。ラグビーしたくなった。