ひきこもりからの出発

 NPO法人教育サポートセンターNIRE主催の若者支援セミナー「ひきこもりからの出発〜思春期・青年期の『こころ』『自立』を考える〜」に参加した。これはNIREが「東京都若者社会参加応援事業」として開いたもの。
 臨床心理士横湯園子さんの実践体験、「ひきこもり」といわれる青年たちとの交流、支援活動の話にひきこまれる。あらためて地域の重要性。家と学校とだけでなく、街の人(や社会)と若者とがつながりお互いが連関していくこと重要なのだとおもう。そして、「出発」するときに大事なことがスモールステップ。小さな経験、社会体験を積み重ねることによって、「出発」が可能になってくるのだということ。
 これは文化運動、音楽運動をすすめるうえでも重要な感度だと思う。若者たちが合唱団やサークルに入るときの動機として「歌が好き」「合唱が好き」だけでなく、家族以外の同世代の人とつながりたいという部分も大きいからだ。