音念

<小澤征爾さん>体調崩しオペラ指揮中止 サイトウ・キネン Ya
http://news.mobile.yahoo.co.jp/news/view/20110823-00000096-maim_s-soci.html

 何度も倒れてはたちあがり、タクトをふる小澤氏。
 ある意味ではジャイアント馬場ジョージ・フォアマンのような不屈の魂と情熱。氏の執念というか情念というものは半端ではない。
 僕が愛読している季刊「日本のうたごえ」。そこに、合唱指揮者・栗山文昭氏(栗友会主宰)の連載インタビューがある。第十四回でこんなことを語っていたので紹介したい。

 12月14から18日、“Japan NYC”、小澤征爾さん指揮・音楽監督の演奏です。
 小澤先生は昨年食道癌の手術を受けられ、リハビリのつもりでという練習が7月と10月、11月に行いました。
 14日、小澤先生のニューヨークでの最初のステージはシンフォニー、ブラームスの1番でした。この演奏は鬼気迫るというかすばらしいものでた。今月CDが発売されると聞いています。
 2日目が、「幻想交響曲」。その間にオケ合わせなどがあり、先生の体調が悪くなって初日と2日は後半しかお振りにならなかったんですが、「戦争レクイエム」は全曲お振りになりました。普通は続けて演奏するんですが、20分おいて後半へ。本当に燃えつきる演奏いう印象でした。(小澤征爾指揮・音楽監督、サイトウ・キネン・オーケストラ、クリスティーン・ゴーギーS、アンソニー・ディーン・グリフィー、マテスアス・ゲルネB、SKF松本合唱団、栗友会合唱団、SKF松本児童合唱団、ピエール・ヴァレー合唱指揮)
 その模様が雑誌「音楽の友」に詳しく紹介されています。そこには「新境地」と書かれていますが、「戦争レクイエム」の演奏について、ニューヨーク・タイムズに批評が載りました。