メーデー


 一八八六年の五月一日、アメリカの労働者たちが、シカゴを中心に八時間労働をもとめて統一ストライキを行ったのが起源のメーデー。日本では一九二〇年から始まって、今年で82回目!

 日航の「不当解雇」撤回を求めて係争中の原告団らも歌った「あの空へ帰ろう」。角川映画労組の男性組合員(四十・照明技師)は「いいシャシンとるためにはやっぱり生活が安定していないと…。若いスタッフも育たないしね。日航の『整理解雇』『不当解雇』もヒトゴトじゃない」と語っていた。


 拳とともに文化的側面からの連帯も大事。東北に心を寄せた「虎舞」が嬉しかった。

 代々木公園付近で屋台をひいていた男性(四十八)からは「俺も労働者! 心は一緒だよ。あんた方プレスがしっかり報道しなきゃダメだよ」と檄をもらった。
 百二十五年前の要求がいまだかなえられていない労働環境。やっぱり声を上げることが大事なんだと実感した。