子連れ狼第一部
先月購入した「子連れ狼 第一部」デジスタックスDVDボックス、全二六話観了。
柳生一族の手により妻・薊(あざみ)を失い、遺された一子・大五郎とともに冥府魔道の旅に出た水鴎流剣術の達人で胴太貫を携えた元公儀介錯人拝一刀(おがみ いっとう)の物語。どのエピソードも良いけど、あげるとすれば以下の二話。
真の士道を求めて渡り徒士(わたりかち。江戸時代、渡り奉公をした下級武士)になった男と一刀の迫力の対決「渡り徒士」。
父とはぐれても教えを守り、すがらず生きようとがんばる大五郎が切ない「大五郎絶唱」。
侍とは、人の生き死にとは、愛するということとはというテーマを荒唐無稽な物語にあてはめているのが魅力。
女性でも子どもでも容赦なく斬り殺すキャラクターたちも、従来のTV時代劇とは一線を画している要因だ。
イクメンなんてことばが使われる遥か前に、子育てパパを扱った作品でもある。
第二部は今月末購入予定。