一本の電話


 電話取材って、話す人の表情がみれないからなんか不安。でも、きょうの電話取材は凄く嬉しかった。神奈川で活動するSさんからの電話だ。
 いま、うちの新聞は定期購読者を増やそうという各地のとりくみを、どんなに小さくても探して毎週とりあげている。
 そんな折のSさんからの熱い熱い電話。
 「昨日、○○合唱団が○○組合の旗開きで演奏してきたんだけど、その組合が闘っている裁判の弁護士さんが合唱団員で、その人がつなげてくれたんだ。それで新聞も宣伝したら、Kさん(私)のこと知っているという人が講読してくれることになった。そんなこと聞いてたら、俺も黙ってられないと、サークルの人に頼んで講読してもらった。そのことをきょうの会議で報告したら、『じゃあうちも』『こっちも負けてられない』って今までになく熱い会議だったんだ」
 よほど嬉しくて真っ先に報告したかったのか、どんどんと話されるものだから、「ちょ、ちょっと待ってください」と言いながら聞き書き。いくつかの事実確認の上、記事化した。
 こういうことがあるから電話もあなどれない。
 でも、やっぱ対面が良いな。