芸術劇場
男声合唱団オルフェイ・ドレンガル(スウェーデン)の日本公演(東京オペラシティ)をNHK教育で堪能。
この団は、〇八年からセシリア・リュディンゲー・アーリンという女性指揮者を招いているそうだけど、男声特有の力強さにプラスして、柔らかくて広がりがある演奏が印象的だった。
なかでも、「ニュートンのアメイジング・グレイス」と女性ソリスト−エリン・ロンボを入れた「幼き頃の思い出」を聴いていてそう思った。
胸の芯まで響く低音、ギャンギャンとさせずに鋭く届く高音、内声も「凄い」の一言。
初め、日本語で司会をしていたのだけど、「ところで」と言って「本当のことを言うと、日本語で何を言ってるかわかってません」と笑いを誘う場面も良かった。