杉浦初のMVP

 杉浦貴(ノア)がプロレス大賞最優秀選手賞を受賞した。ノアでは二人目の受賞。三沢や小橋に並ぶGHCヘビー7度防衛、怪我人続出のノアを牽引してきた。当然といえば当然なのだろう。ノアファン(ヲタではない)としては嬉しい。

 しかし、ボクは今回のMVP、小島聡を予想していた。今年四月に全日本プロレスを退団し、G1(クライマックス=新日本プロレスのシングルリーグ戦)で自身初(新日所属外選手でも初)優勝、十月にはIWGPヘビー級王座も奪取。新日の観客動員だけでなく、プロレス界を盛り上げたと思ったからだ。

 今回のことで、MVPは華や話題だけではなく、チャンピン(もしくはエース)の風格やスタンスがあってこそなのだとあらためて思った。そう考えると、やはり杉浦しかいないのだ。

 ノアファンなのに「小島かなぁ」とおもってすみませんでした。