だからこそNO BASE

 アサヒドットコムでみつけた記事。
 こういう志ある人たちのためにも、やっぱり基地はいらない。

沖縄・久米島にめんそーれ 初のバスガイド、3人誕生 http://www.asahi.com/national/update/0512/SEB201005120006.html
 豊かな自然環境で人気の沖縄・久米島に今春、島で初めてのバスガイドが3人誕生した。うち2人は、旅先の島が気に入って移り住んだ関東の女性。離島ブームに沸く沖縄でも、久米島の観光入り込み客数は10年近く横ばいが続く。観光客を呼び込む切り札にと期待が集まる。
 「皆さーん、ここが比屋定(ひやじょう)バンタですよー」。眼下に東シナ海が広がる島北部の展望台。40人のツアー客を背に、新人バスガイドの中村有里子さん(33)が声を張り上げる。けれども、客たちはそれぞれに写真撮影。中村さんは「たくさんの人の関心を集めるのは難しい」と苦笑した。
 東京育ちで、24歳の時に初めて島を訪れた。気さくに声をかけてくれる島民の優しさに触れ、島が気に入った。翌年、映画館勤めを辞めて島に移住。居酒屋のアルバイトで生計を立て、島の男性と結婚した。島の魅力を一人でも多くの人に知ってもらおうと、お年寄りや障害者の観光に付き添うケアサポーターとなり、そして、バスガイドの募集に応じた。
 沖縄の観光は上げ潮傾向が続いている。2009年度の観光入り込み客数は8年ぶりに減ったものの、10年前の1.2倍の569万人。一方、久米島を訪れる観光客は、この10年ほど9万〜10万人前後で伸び悩んできた。大型バスが少ないため修学旅行などの団体客が来にくかったという。
 久米島町などからの依頼で山里喬さん(51)がバス会社を設立し、4月から営業を始めた。「楽しんで観光し、満足してもらいたい」と、島で初のバスガイドも採用した。
 移住してきたもう1人のバスガイド、佐藤香織さん(25)は、半年前まで埼玉で暮らしていた。「島のことを勉強中なので、お客さんに聞かれたことに答えられず反省の連続です」。それでも、持ち前の明るさで客を笑わせる。